今回は、それ以外の場合の手順について見てみよう。
各初手での最適手順は以下にある。
▲C3きりん
△B2ぞう まで |
▲C3きりん、△A2きりん
▲C4きりん、△B3ひよこ
▲同ぞう、△B2ぞう
先手一手損ぴよ替わり型から後手がきりんを突きだしている形になって、 初手 ▲B2ひよこ の4手目に合流している。
ここまで6手と、2手余分に費やしているので、初手 ▲B2ひよこ が後手76手勝ちだったのに対して、 初手 ▲C3きりん は後手78手勝ちと2手長くなっている。
3手目、▲C4きりん。
これでは何のために ▲C3きりん と出たのかわからない。 普通はこんな手は指さないと思うが下がるのが最善だというのだから仕方がない。
3手目の各候補手の評価は以下のようになっている。
0 : +C3C2KI 1(12) 1 : +B4C4LI 1(52) 2 : +C3C4KI 1(74) 3 : +B3B2HI 1(70) 4 : +B4A3LI 1(0) Move : +C3C4KI 1(74)
▲C2きりん は論外として、最有力と思われる ▲B2ひよこ は本手順より4手短く負けてしまう。
もう一つありそうな▲C4ライオンは22手短くなってしまうらしい。
このあたりの手順は今度見てみることにしよう。
後手。
2手目の △A2きりん は絶対。他の手は先手勝ちになる。
一方で4手目は選択肢が広い。
0 : -A2A3KI 1(14) 1 : -B1A1LI -1(77) 2 : -A2A1KI -1(77) 3 : -B2B3HI -1(73) 4 : -B1C2LI -1(77)
きりんただ取りの △A3きりん は論外として、本筋の△B3ひよこ のひよこ交換以外にも、 △A1ライオン、△A1きりん、△C2ライオンいずれも勝ち筋になっている。 ただし、△B3ひよこが最短なのであえてほかの選択肢をとる理由もない。
▲C3ライオン
次に▲C3ライオン。
▲C3ライオン、△A2きりん
▲B4ライオン、△B3ひよこ
▲同ぞう、△B2ぞう
2手目 △A2きりん に対して初手 ▲C3きりんの時と同様に
先手は3手目で手を戻してしまっている。
あとは、「初手 ▲C3きりん」の時と同じ。
先手3手目の他の手の評価は以下の通り。
0 : +C3C2LI 1(0) 1 : +C3B2LI 1(0) 2 : +B3B2HI 1(26) 3 : +C4B4KI 1(22) 4 : +C3B4LI 1(74)
▲B4ライオン 以外には、▲B2ひよこ、または ▲B4きりん があるが、いずれも短手数で終わってしまう。
後手2手目は △A2きりん 以外に△B3ひよこ でも同手数で勝ちになる。
おそらく、▲同ぞう、△B2ぞう、▲B4ライオン、△A2きりん と
手順前後で本筋に合流するのだろう。
▲A3ライオン
最後に▲A3ライオン。
次に「△A2きりん」で先手ライオンが押し戻されることが明らかなので、 これまでのトレンドから最善手順も推して知るべしなのだが、 一応見てみよう。
▲A3ライオン、△A2きりん
▲B4ライオン、△B3ひよこ
▲同ぞう、△C2ひよこ
やはり、△A2きりん に対して先手は手を戻し、▲C3きりん 系に合流する。
この場合は先手3手目は王手なので選択の余地なし。
一方後手2手目は △A2きりん 以外に、B3ひよこ、C2ライオン いずれも勝ちになる。
まとめ
初手 ▲B2ひよこ 以外の初手の場合、解析結果による最善手順では、後手の△A2きりん に対して、 いずれも先手が初手を戻してしまい 「初手 ▲B2ひよこ」手順に合流するという結果になった。
普通はこうは進まないと思うので、有力そうな手順については改めて調べてみることにしよう。
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